10代の献血を増やそう 血液セ向陽高で啓発
和歌山県赤十字血液センター(和歌山市和佐関戸)は8日、県立向陽高校(同市太田)で登校時の生徒へ向けて献血の啓発活動を行った。
同校のJRC(青年赤十字)部の女子生徒たちが協力し、正門前と裏門、駐輪場の3班に分かれ、「献血にご協力お願いします」と書かれたうちわやポケットティッシュを登校する生徒たちに配った。17、18の両日の三者面談に合わせて献血バスが同校へ出張し、献血をする際に生徒は同意書が必要なため、併せて提出を呼び掛けた。
JRC部の女子生徒は「今回、私も献血をします。この活動を通して一人でも多くの生徒に献血をしてもらいたい」と話した。
同センターの逢坂泰弘さんは「現在、県内の献血者を年齢別でみると、40歳代、50歳代以上が多くを占めています。今月は『愛の血液助け合い運動』月間とあって、若年層に理解と協力を求める目的と併せて、非常に少ない10代の献血者を増やしていくよう向陽高校へお願いして今回実現しました。同年代の生徒からの呼び掛けで少しでも参加してもらえれば」と話していた。