県内最低賃金830円 7年連続2桁引き上げ

和歌山地方最低賃金審議会(冨山信彦会長)は5日、和歌山県内の最低賃金(時給)を27円引き上げ830円とするよう、池田真澄和歌山労働局長に答申した。

異議申し出などの手続きを経て、10月1日から適用される見込み。適用されれば7年連続で10円以上の引き上げとなり、最低賃金を時間額のみで定めるようになった2002年度以降では最大の引き上げ額となる。

同審議会は、7月31日に中央最低賃金審議会が示した、県の引き上げ額目安26円を参考に検討し、答申をまとめた。