地域の課題解決へ 中学生がジュニア会議
中学生がより良い和歌山市を目指して話し合い、提言する「明日の和歌山市を築くジュニア会議」が7日、西汀丁の勤労者総合センターで開かれた。市立中学校と義務教育学校18校から49人が参加し、環境への配慮を全体テーマに災害時の地域状況調査やマナーアップの取り組み、救急医療などテーマに分かれて話し合った。
テーマごとに代表校が現地調査を行い、調査結果の発表をもとに会議を行った。生徒は分かったことや課題を付箋に書き込んで発表しながら貼り出し、解決策を考え出していた。最後は「マナーアップのためには啓発活動に参加すると規範意識の向上につながる」「心肺蘇生法を多くの人が実践できるようにする」など、それぞれの考えを発表した。
明和中学校3年の西本乃愛さんは「不安もあったけど、楽しくできた。みんな想像力がすごかった」、城東中学校3年の加藤瑞紀さんは「違った意見でも、話を聞くと共感できる部分も多かった」、河北中学校3年の山本凪紗さんは「自分では思い付かない意見が出てきて、驚くこともあった」と充実した様子で話した。