機材の大型化決定 南紀白浜空港の羽田便

和歌山県は21日、南紀白浜空港(白浜町)と羽田空港を結ぶ定期便の一部で、10月27日からこれまでより大型機のボーイング737―800が就航すると発表した。

県港湾空港振興課によると、一日6便のうち朝と夕の4便に導入される。これまでのエンブラエル190に比べ、座席数が95席から165席に増加。シートの幅が広くレッグレストもあるクラスJシートも15席から20席に増える。

南紀白浜空港は、ことし4月1日に民営化。2018年度に約16万人だった利用客を28年度に25万人に増やす目標を掲げている。県や南紀白浜空港周辺の6自治体、同空港を運営する㈱南紀白浜エアポートは日本航空㈱に対し、羽田線の機材を大型化するか、便数を4往復に増やすよう要望書を提出していた。

機材の大型化が実現したことについて、仁坂吉伸知事は「大変うれしく思う。県選出国会議員や関係自治体首長など、ご尽力いただいた方々の取り組みの成果。心より感謝申し上げるとともに、熱意に対して迅速にお応えいただいた日本航空にも感謝申し上げる。県としても南紀白浜空港が多くの方々に利用いただけるよう取り組みます」とのコメントを発表した。