交通事故気を付けて 園児が祖父母に塗り絵
16日の「敬老の日」を前に、和歌山県和歌山市住吉町の市立本町幼稚園の園児たちは12日、敬老参観で訪れた祖父母に交通安全の願いを込めた塗り絵を贈った。
高齢者の交通事故防止を呼び掛けようと、和歌山西署が企画。同署の松本章交通課長は「園児の皆さんは歩くときは車やバイク、自転車に気を付けてください。祖父母の方は子どもたちの模範となるように交通安全をお願いします」とあいさつした。
園児41人がパトカーと県警マスコットキャラクター「きしゅう君」を思い思いに色付け。「交通事故に気を付けてね」「横断歩道で歩いている人を渡らせてあげてね」と大きな声で祖父母に伝えながら塗り絵を手渡した。
同市の古川民樹さん(79)は「孫が上手に絵を塗っていてうれしい。交通安全に気を付けないといけないなと思いました」と話した。
同署によると、8月末時点での管内での高齢者が関係する事故件数は63件(前年同期比12件減)と減少傾向だが、管内の人身事故の約6割を高齢者が占めることから注意を呼び掛けている。