県内4団体に 大同生命厚生事業団が助成金
福祉やボランティアへの助成活動を行う公益財団法人大同生命厚生事業団(工藤稔理事長)の県内分の贈呈式が27日、和歌山県和歌山市西汀丁の大同生命保険㈱阪和支社和歌山営業部であり、4団体に助成金が贈られた。
同事業団では、地域の公衆衛生や福祉活動に従事している人への「地域保健福祉研究助成」、高齢者や子どもの交流ボランティアへの「シニアボランティア活動助成」、会社に勤務し休日にボランティアを行う人への「ビジネスパーソンボランティア活動助成」を行っており、ことしは県内から12件を含む全国230件の応募があった。
県内ではシニアボランティア活動助成に、エクササイズで高齢者の健康維持に取り組む「シニアエクササイズ第6期OB」(和歌山市、江川博之代表)、「七生会(ななおかい)」(同市、松村建彦代表)、介護施設や学校で音楽の交流を行う「つどいの家あさひ」(同市、尾﨑寿子代表)、草花を育てイベント会場に提供する「山口華づくり会」(同市、宇治丈八代表)の4団体が選ばれた。
和歌山営業部の笠石靖部長から贈呈状を受け取ったシニアエクササイズ第6期OB代表の江川さんは「和歌山には健康のために活動している団体がたくさんある。助成を頂き、今後も健康増進に向けて頑張っていかなくては」とあいさつ。同事業団の永山信男事務局長は「日本では超高齢化や障害者と健常者の共生など多くの課題を抱えており、解決にはボランティアの役割がこれまで以上に必要になる。今後も豊かで明るい社会づくりに貢献していきたい」と話した。