少額でも万引は犯罪 西署が集中啓発活動
和歌山西署は7日、ホームセンターコーナン和歌山店(和歌山市南片原)で万引被害防止の集中啓発活動を始めた。13日まで。
同署では9月に万引被害が16件と増加。多くが同店で発生しているため、芦原、広瀬地区の地域安全推進員、和歌山県警本部の防犯アドバイザーなどと協力して啓発活動を行うこととなった。
万引では化粧品や食品、工具など小さなものが持ち出されることが多く、正午から夕方にかけて被害が多い傾向にある。
啓発運動では万引防止を訴えるポケットティッシュの他、県内で増加傾向にある自転車の盗難を防ぐケーブルロックを配布。自転車は店頭や家の前で無施錠のまま目を離した間に盗まれるというケースが多いことから、自転車で訪れた買い物客に施錠を呼び掛けた。
同署生活安全課の冨安紀之課長は「自転車は鍵をかけることで盗難が防げる。万引は金額や物の大きさに関係なく、持ち出せば犯罪なのでしないでもらいたい」と話していた。