子どもの「夢の木」 31日まで市役所に展示
和歌山県内の20代の若者が企画した和歌山の魅力発信、地域活性化イベント「第7回紀州夢祭り」の実行委員会は8日、来場した子どもたちがつづった将来の夢を、尾花正啓和歌山市長に伝達した。
紀州夢祭りは9月8日、和歌山城西の丸、砂の丸広場で開催。さまざまな職業やスポーツの体験ブース、県出身アーティストのステージなど、和歌山が夢を実現できる地域であることを感じられるイベントが繰り広げられ、延べ約2万5000人が来場した。
会場では、葉の形の短冊に子どもたちが将来の夢を書き、実行委は約160枚を飾り付けた「夢の木」を作った。「学校の先生になりたい」「スーパースターになる」「22世紀まで生きる」などそれぞれの夢が枝いっぱいに揺れている。
伝達式は市役所で行われ、実行委から吉田雄亮会長、今中千菜美委員長、藤田了事務局長の3人が出席した。
「夢の木」の前で吉田会長は「ふるさと和歌山をより活性化させることを目的に活動しています。子どもたちが夢を持ち、夢がかなえられるまちとなるよう、力を尽くしていきます」とあいさつ。尾花市長は実行委の取り組みをたたえ、「子どもは和歌山市の宝。多くの夢がかなうように皆さんと共に頑張っていきたい」と話した。
「夢の木」は市役所1階南側ロビーで31日まで展示されている。