チューリップ球根贈る 農林中金が和市小学校に
花に親しみ、自然を大切にする心を養ってもらおうと、農林中央金庫は21日、和歌山市立小学校、義務教育学校計52校にチューリップの球根2600球を寄贈し、市役所で寄贈式が行われた。
同金庫が1964年から取り組む「花いっぱい運動」の一環で、寄贈はことしで51回目。赤、黄、桃などの色鮮やかな花を咲かせる新潟県産の球根5種類が用意された。
寄贈式では、同金庫和歌山営業所の湯山弘二所長が富松淳市教育長に目録と球根を手渡した。
湯山所長は「球根を育て、花が咲く貴重な経験を子どもたちにしてもらいたい。来年の春には花とともに子どもたちの笑顔も咲いてくれたら」と話し、富松教育長は「卒業式や入学式の時季にきれいな花が咲くのが楽しみ。大切に育てていきたい」と感謝の言葉を述べた。
球根は市教育委員会から各学校に配布され、児童の手で花壇やプランターに植えられる。