自慢の足生かし ねんりんピック平田さん
9日に開幕する「ねんりんピック紀の国わかやま2019」。和歌山県紀の川市ではソフトボール交流大会が開かれる。「和歌山南海クラブ」所属で貴志川町鳥居の平田芳則さん(60)は、同市唯一のソフトボール参加者。平田さんは「最低1勝したい。出塁したら自慢の足で盗塁を決めてチームに貢献したい」と意気込んでいる。
同クラブには60歳から78歳までが所属。県内からは同クラブと「南海ヤングクラブ」「いきいき和歌山」の3チームが出場。打田若もの広場と粉河運動場、貴志川スポーツ広場の3会場でトーナメント戦方式、5イニングもしくは60分間で熱戦を繰り広げる。
平田さんは大学生だった20歳の頃にソフトボールと出合い約40年間プレーを続けてきた。同クラブには3年前に入部し、最年少で2番レフトで出場している。公式戦では打率5割超を誇る強打者だが足の速さが一番の自慢。「三遊間にゴロを転がせばヒットになる」と自信をのぞかせる。
週2日、和歌山市のグラウンドでメンバーと共に打撃、守備、ダッシュなどの練習を行う。練習がない日でも、バッティングセンターに通ったり、家で素振りをしたり、お風呂でストレッチをして体のケアをして状態を整える。
ねんりんピック初出場の平田さんは「自分の住んでいる紀の川市でプレーできるのはとてもうれしい。思いっ切り頑張りたい。出塁したら相手の隙をつく盗塁をしたい」と力を込める。
同クラブは10日午前9時から、貴志川スポーツ公園で香川県の代表チームと対戦する。