マナー向上へ 優良タクシー乗り場を設置
和歌山県和歌山市は8日、タクシー乗務員のマナー向上に向け、接遇や服装などが一定の条件を満たした運転手のみが乗り入れできる「優良タクシー乗り場」をJR和歌山駅東口、西口と南海和歌山市駅前のタクシー乗り場に開設した。
市交通政策課によると、タクシーを利用した人から「運転手に行き先を伝えても返事がない」「運転が荒い」など、さまざまな苦情が寄せられているという。同課の鯨年志課長は「最近は市内を訪れる外国人の方も多く、おもてなしの向上が求められている。9日からねんりんピックも始まり、多くの人が全国から来県されると思うので、この取り組みが意識改革のきっかけになれば」と期待する。
同市や周辺などでタクシーを走らせている会社から申請があり、市はマナーについての条件を満たした813人の運転手に優良証を交付。運転手はタクシーのフロントガラスに優良証を設置している。