円熟の美術作品並ぶ ねんりんピック関連展

 ねんりんピック紀の国わかやま2019」に合わせて、健康や食、文化をテーマにした「ねんりんフェスタ」では、12日まで和歌山市の和歌山県民文化会館を含む4会場で全国公募による美術展と特別イベント「セレクションアートわかやま2019」を開催。和歌山市手平の和歌山ビッグホエールでは11日まで地域文化や郷土芸能の実演、体験イベントが開かれる。

 県民文化会館1階展示室では、厚生労働大臣賞に輝いた同市の居垣潤子さん(68)の油彩画「MANEKI」の他、人物や風景を描いた洋画、壺や大皿などの陶器や木工品などの工芸、彫刻、写真の数多くの作品を展示。

 娘2人と訪れた愛媛県の新倉伸子さん(74)は「大きな会場で展示されていて、とてもうれしい。今回は水彩画を出品したが、力強い作品など素晴らしい作品が鑑賞できた」と話した。

 隣接する同市湊通丁北のホテルアバローム紀の国ギャラリー龍門では日本各地の風景などの写真、同市吹上の県立近代美術館が日本画、県立博物館では書が展示されている。

 和歌山ビッグホエールでは9日に木ノ本の獅子舞などの郷土芸能の実演があり、県内特産品などを発信する「きいちゃん広場」、インドア・ペタンクなどが体験できる「ふれあいニュースポーツ」、「健康福祉機器展」などでにぎわった。

 開場時間は5会場ともに午前10時から午後5時まで。ビッグホエールは最終の11日のみ午後4時まで。

作品を鑑賞する来場者(県民文化会館)