二階氏ら1000人ベトナム訪問 フック首相らと交流
自民党の二階俊博幹事長を団長とする「日本ベトナム文化経済観光交流団」が11日からベトナムを訪問。12日にはダナン市内で「交流の夕べ」が行われ、両国の関係強化を図った。日本からは政界、経済界などから1000人を超える訪問団を編成。夕べにはベトナムのグエン・スアン・フック首相らの現地の政府関係者らも出席し、日越友好の架け橋となったハスの植栽セレモニーなどが行われた。一行は14日に帰国した。
交流の夕べでは、ベトナムのフック首相が「戦略的パートナーシップを新たなステージに高めていきたい」、二階幹事長は「日本とベトナムは古くから貿易を行ってきた。こうした交流が日越の発展につながっている」と述べ、「今後は今回の交流団にも加わっている高校生らの若者らが引き継ぎ、さらなる発展を進めていくことになる」と継続的な交流に期待を寄せた。
日本の大賀ハスとベトナム国花のハスとの縁で、昨年6月には同国のフック首相が紀の川市を訪問。その関係で県立粉河高校の生徒と地元の高校生が英語でスピーチし、将来にわたって友好関係が続くことを願った。
大賀ハスの植栽セレモニーはステージに用意された三つの大きなかめに株を植え、二階幹事長とフック首相らががっちりと握手を交わした。演歌歌手・伍代夏子のステージや華やかな踊りが披露され、参加者はベトナム料理を味わいながら楽しいひとときを過ごした。