力作220点を一堂に 第73回県展始まる
和歌山県主催の県内最大の公募による美術展の第73回県美術展覧会「県展」本展が15日、和歌山市の県立近代美術館を含む2会場で始まった。応募作品409点の中から220点が入賞・入選し、洋画・日本画・書・写真・工芸・彫塑は同館で、華道はホテルアバローム紀の国でそれぞれ19日まで展示している。
初日に近代美術館で行われた式典で県の田嶋久嗣企画部長は「22日から行う小中学生が対象のジュニア県展の取り組みが県展とつながり、二つの県展が多くの県民の皆さんに喜ばれ評価される催しとなり、県の美術文化の発展に寄与できるよう取り組んでいく」とあいさつ。
日本美術院理事で県美術家協会会長の清水達三さんは「今回も素晴らしい立派な作品がそろっています。皆さんの作品を拝見し、私も勉強になります」と話していた。
また招待作家部門の展覧会が同時開催され、会場は洋画・日本画・書・写真・工芸・彫塑が県民文化会館、華道は本展と同じアバローム紀の国となっている。
各会場とも午前9時半から午後5時まで、華道は最終日が3時まで。