セネガル製の雑貨販売 ジャストカーテン県庁前
オーダーカーテンショップ「ジャストカーテン」を運営する㈱インテリックス(和歌山県和歌山市里、木村明人社長)は、直営5店舗でアフリカ大陸の西端部に位置するセネガル共和国の女性が製作した雑貨の販売を昨年末から始めている。
セネガルでマラリア感染予防や教育環境を改善することを目的にボランティア活動をする国際協力NGO一般社団法人「Bokk Jambaar(ボック・ジャンバール)」が取り扱う、色鮮やかなアフリカ布を使用したバッグやポーチなどを販売。
同法人会長のオンバダ香織さんは新宮市出身で、元JICA青年海外協力隊としてセネガルで2011年から13年にかけて活動。帰国してNGOを設立した後、県国際交流センターやJICA和歌山デスクからの紹介で木村社長と出会った。
商品を販売することで製作したセネガルの女性たちの生活支援につながり、また両者が目指すSDGs(持続可能な開発目標)を達成するための社会貢献活動として、同社の協力により店舗販売が実現した。
このほど、同市小松原通のジャストカーテンプレミアム和歌山県庁前店を訪れたオンバダさんは「セネガルの女性たちが作った雑貨を通して、単なる支援で商品を購入してもらうのではなく、魅力のある商品として購入してもらえれば」と話した。
セネガルで、〝私はここにいるよ〟と元気を伝える言葉としてあいさつの時に使われる「マンギフィ」と名付けられた商品が並ぶ店舗入り口のコーナーに、オンバダさんは満足そうだった。
木村社長は「継続して販売ができれば、セネガルの方の生活支援と合わせて働くことのやりがいにつながる」と期待を寄せていた。
県内では同店1店舗のみの販売で、大阪は2店舗、兵庫と福岡が各1店舗の5店舗で取り扱い。価格はヘアバンド600円、手提げバッグ大5500円など(全て税込み)。
午前11時から午後7時まで、水曜日定休(祝日の場合は営業、翌木曜日休み)。問い合わせは同店(℡073・421・3339)。