智弁に吉報届く 3年連続14回目のセンバツ出場
3月19日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する「第92回選抜高校野球大会」の出場32校が24日に決まり、県内からは智弁和歌山が選ばれた。同校の出場は3年連続14回目。
出場校を決める選考委員会は大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれ、昨夏の選手権で初優勝を飾った履正社(大阪)や昨秋の全国10地区の優勝校が出場した明治神宮大会を制した中京大中京(愛知)などが選ばれた。
智弁は昨秋の県二次予選で和歌山商業や日高中津、和歌山南陵を破り優勝。近畿大会では初戦で初芝立命館(大阪)に8―3で快勝し、準々決勝では智弁学園(奈良)に13―17で敗れたが、序盤の大量失点をものともせず互角の打ち合いを演じた。野手は細川凌平主将をはじめ昨夏のレギュラー3人が残り、投手陣は140㌔台後半の直球を誇る小林樹斗や試合をつくる能力に優れる矢田、右横手からテンポ良く投げ込む大林ら実力者がそろう。
和歌山県和歌山市冬野の同校理事長室では、午後3時27分ごろに高野連から出場決定の電話が入り、藤田清司理事長が対応。吉報を伝えられた選手たちはグラウンドで喜びを爆発させた。