ボッチャ「楽しい」 パラ競技の体験会にぎわう

東京パラリンピックの正式種目「ボッチャ」の体験イベントが26日、和歌山県和歌山市中のイオンモール和歌山で開かれ、子どもから大人まで多くの買い物客が夢中になって楽しんだ。

パラリンピック競技を身近に感じてもらい、障害者スポーツに理解を深めてもらおうと、県障害者スポーツ協会が主催。

ボッチャは、重い障害のある人たちのために考え出されたヨーロッパ発祥のスポーツ。ジャックボールと呼ばれる球を目標に、赤と青の球を交互に投げ合い、いかに多くのボールを近づけられるかを競う。ルールが簡単で、年齢や体力差を問わないため、幅広い年代が楽しめるという。

この日は県障害者スポーツ指導者協議会のメンバーがルールを説明。車椅子を利用する人たちや、県のPRキャラクター「きいちゃん」も参戦した。

子どもたちは狙いを定め、真剣な表情で投球。球が的に近づくと周囲から「ナイスボール」と歓声が上がり、球の行方に一喜一憂しながら楽しんでいた。

妹の彩華ちゃん(4)と挑戦した同市の宮北小学校1年生、古家悠資君(7)は「きいちゃんとか、みんなと一緒にゲームができて楽しかった。ボールを使ったスポーツは好き。またやってみたい」と笑顔だった。

球を投げ合う子どもたち

球を投げ合う子どもたち