新型肺炎へ対応を 和市が危機管理調整会議
新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が国内でも増えていることを受け、和歌山県和歌山市は29日、庁内関係部局による健康危機管理連絡調整会議を市役所で開き、注意を促す多言語対応のチラシを医療機関に配布したことなど、取り組みの状況を確認した。
市保健所によると、市内で感染が疑われる患者が確認された場合は、感染症指定医療機関である日赤和歌山医療センターで受け入れるよう、保健所が受診調整を行うことなどが報告された。
市内の医療機関には、マスクの着用や手洗いといった予防対策のポイントなどを日本語、中国語、英語で記したチラシを配布した。
また、市衛生研究所には同ウイルスの遺伝子検査を行う試薬が配備され、新型肺炎が疑われる患者を速やかに検査できる態勢を整えた。
中国湖北省武漢市への渡航歴があり、発熱や咳など疑わしい症状がみられる場合は、直接医療機関には行かず、まず保健所に連絡するよう呼び掛けている。