のびのび育つ施設に こうのこども園竣工式

和歌山県紀美野町神野市場に町立こうのこども園が完成し、22日に竣工式が行われた。

同園は神野保育園の老朽化に伴い、下神野小学校の運動場に保育所型認定こども園として新築移転。鉄骨造り平屋建て、延べ床面積1152・98平方㍍の園舎には紀州材を使った保育室4室とほふく室、乳児室があり、乳児から5歳まで60人を受け入れる。また太陽光発電、自立型のガス空調設備を持ち、災害時には地域の避難や支援の場としての役割を担う。

竣工式には設計や工事の業者、同園の職員ら約50人が出席。十三神社の美濃隆義宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串を奉納した。

寺本光嘉町長は「『区切りのない一貫した教育』という指針のもと、皆さんの協力で今後も施策を進めていきたい。これから町を支えていく子どもたちが施設でのびのびと育っていくように見守っていきたい」とあいさつ。伊都堅仁町議会議長は「子どもたちにより良い保育と教育が提供されることを期待したい。子どもたちが安全に安心して学ぶため、地域に愛される子ども園になれば」と完成を祝った。

参列者は雨の中テープカットを行い、真新しい園内を見学した。

玄関前でテープカットを行う寺本町長(左から3人目)ら

玄関前でテープカットを行う寺本町長(左から3人目)ら