マスク購入費など補助 和市が緊急経済対策

和歌山市は26日、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策の第1弾を発表。保育所や福祉施設のマスク購入費の補助、学童保育の拡大に要する費用など1億5896万円の2019年度一般会計補正予算を専決処分した他、一部の税や公共料金の支払い猶予などを行う。

補正予算の内訳は、公立・市立の保育所、認定こども園、障害福祉サービス事業者、救護施設などのマスクなどの購入費用補助に6952万円▽小中学校の臨時休校による給食用食材のキャンセルに伴う事業者への補償に6920万円▽学童保育(若竹学級)の児童受け入れ増員や時間拡充による費用に1797万円――など。

事業者に対する融資制度では、国の小規模事業者経営改善資金融資について、1月29日以降、市が利子補給する形で実質無利子化する。市中小企業融資制度のセーフティネット資金(保証4号、5号)と災害復旧支援金(拡充枠)の利用者には、信用保証料の2分の1(上限30万円)を補助。3月2日以降の融資が対象となる。

支払い猶予は、固定資産税、住民税、水道料金、下水道使用料、国民健康保険、介護保険などを対象とし、それぞれ条件がある。

また、生活に不安を感じている人のための相談窓口を生活支援課に設ける。連絡は「℡073・435・1205」。

今後、国の緊急対策などの状況を見ながら、市民生活への直接的な支援などを第2弾として検討するとしている。

 

緊急経済対策を発表する尾花市長