青い和歌山城と桜 自閉症啓発ライトアップ
国連が定める「世界自閉症啓発デー」の2日、和歌山県和歌山市の和歌山城が、希望と癒やしを表す自閉症のテーマカラー「ブルー」にライトアップされ、見頃を迎えた夜桜も青く染まり、幻想的な光景が広がった。
日本では2~8日を発達障害啓発週間とし、さまざまな啓発事業などが行われてり、ライトアップもその一環。
県内有数の桜の名所、和歌山城公園は「桜まつり」を開催中だが、新型コロナウイルス感染防止のため宴席が禁止されており、夜桜見物をする人影はまばら。
園内はぼんぼり100個とちょうちん400個が満開の桜を照らしており、この日はさらに青い光が天守閣を浮かび上がらせ、訪れた人たちは足を止めて見上げたり、写真を撮ったりして静かに楽しんでいた。
写真が好きという同市湊の男子大学生(21)は「ブルーのライトアップと桜がすごく奇麗。知らずに来たので見られてラッキーです」と話し、シャッターを切っていた。
ぼんぼりとちょうちんによる桜のライトアップは日没から午後10時まで行われており、終了日は市で検討中。