和歌山市の60代感染 新型コロナ県内39人

和歌山県は12日、和歌山市の60代の自営業男性が新たに新型コロナウイルスに感染していると分かったと発表した。県内の感染者は累計39人。

男性は6日から全身の倦怠感や微熱があり、10日に医療機関を受診し、12日に感染が確認された。肺炎像が見られるが、病状は安定しているという。

6~9日に男性は同市内の自身の会社事務所に出勤しており、県は同居の家族2人、別居の家族3人、従業員3人の計8人を濃厚接触者として検査している。感染経路は分かっていない。

集団感染が発生した大阪市内のライブハウスでのコンサートに参加し、3月5日に感染が確認されていた20代女性は、退院後の自宅待機期間が終了し、社会復帰となった。

13日現在、県内では21人が入院中。すでに17人が退院しており、うち12人が社会復帰し、5人が健康観察中となっている。