打田中の教員感染 再検査で陽性、県内44人
和歌山県は17日、海南保健所管内在住の30代男性が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。男性は複数の感染者が確認された紀の川市立打田中学校の教員。県内の感染者は累計44人となった。
県によると、男性は7日に感染が発表された50代男性の濃厚接触者として8日に検体を採取され、ウイルス検査を受けた。その際は陰性だったが、13日に鼻づまりや全身の倦怠感が現われ、翌日には発熱もあり、味覚異常もみられたため17日に再び検体を採取し、ウイルス検査を行ったところ、陽性が判明した。病状は安定しているという。
仁坂吉伸知事は17日夜に県庁で記者会見し、「保健所が毎日電話で症状を確認していた。家族が5人おり、うつっていないか心配だ」と述べた。
県内では感染者のうち19人がすでに退院しており、うち15人は社会復帰し、4人は健康観察中となっている。