9月入学「議論が必要」 全国知事会で仁坂知事
和歌山県の仁坂吉伸知事は全国知事会が4月29日に開いた「第7回新型コロナウイルス緊急対策本部」に県庁知事室からウェブ会議で参加し、意見交換した。
仁坂知事は、感染拡大防止のため改正新型インフルエンザ対策等特別措置法に基づき県内の遊技施設などに対して休業を要請していることを報告。要請の対象となった施設が営業を続けた場合に罰則を適用するなど同特措法の強化を求める意見があることについては「(要請を)聞いてくれない人はごくわずかだが、放置してはいけない。全面的に賛成だ」と述べた。
多くの地域で学校の休校が続いていることにもふれ、「このままでは7月20日を過ぎると夏休みや冬休みを削っても規則上全員留年になってしまう。心配で胸がつぶれる思いだ」と述べ、9月入学制の導入を求める声があることについては「(感染)リスクが少しでもあれば再開できないと思っているとしたら9月でも駄目ではないか。国民も巻き込んで根っこから議論すべきでは」と慎重な考えを示した。