飲食店テークアウト応援 有志がのぼり旗製作
新型コロナウイルスの影響で収益が落ち込む飲食店を支援しようと、若手経営者ら有志メンバーは、和歌山県和歌山市内でテークアウト可能な飲食店に、製作したのぼりとフラッグ(旗)を配布している。
メンバー7人が4月下旬ごろから企画し、デザインや製作などを協力しながら手掛けた。
のぼりとフラッグは、市内でテークアウトやデリバリー可能な飲食店をまとめたインターネットサイト「Wakayama To go Map」(http://wakayamabuylocal.com/)に掲載されている店舗を含め50店に配布予定。
のぼりは、ヨットの帆を思わせるようなカーブ型のデザイン。フラッグとともにオレンジ色をメインカラーに、「テイクアウトありますTAKE OUT」と記され、地元での買い物や飲食を促す「BUY LOCAL CITY」(バイローカルシティ)のロゴも添えられている。
この日、5人のメンバーが同市東鍛冶屋町の「BISTRO & BAR・Utage(ビストロアンドバル・ウタゲ)」と同市中之島の「CELL BLOCK(セルブロック)」を訪問し、のぼりとフラッグをそれぞれの代表に手渡した。
Utageの瀧本大樹店長(37)は「お客さまの安全を大事に臨機応変にテークアウトと営業をしていきたい」、CELL BLOCKの神谷龍雄代表(50)は「さらに頑張ろうという思いになった。何とか復活できるように頑張っていきたい」と話した。
活動メンバーの一人、上野健司さん(39)は「自分たちの会社の技術を通じて地元に貢献できる形を考えた時、大変な飲食店を応援したいと思った。少しでも役に立てれば」と話した。
のぼりやフラッグの設置を希望する店舗は、メイク広告の問い合わせフォームからメッセージを送る(応募者多数の場合は抽選となる)。