休校は田畑にも影響 児童が農作業体験できず
例年、5月下旬から6月にかけての時期は多くの小学校で田植え体験が行われている。しかし、ことしは臨時休校により予定が大きく変更され、田畑がそのままになっているところも多い。
和歌山県和歌山市の山口地区連合自治会内のまちづくり協議会では、毎年和歌山市立山口小学校の子どもたちに農業を体験してもらうため学童農園で田植えを行っている。田植え体験は6月初旬に行っていたが、ことしは断念。5月上旬には学校で苗を育てるためのもみまきも行っていたが、ことしは休校のためできず、秋の収穫に向けて協議会メンバーで田植えを行うという。
また、同協議会は休耕地を活用した畑でサツマイモの苗植え体験も行っていたが、こちらも子どもたちに代わり地域住民らが5月下旬に500本の苗を植えた。秋の収穫には子どもたちも参加できるようにしたいと検討している。
同協議会の平岡卓治代表は「地区の文化祭についてもこれから準備などを考えていくところ。外でできることがこれから少しずつ増えていけば」と話していた。