特産品と紀州漆器のコラボ商品
前号から、先月26日に物産コーナーの営業を再開した、千代田区有楽町にある「わかやま紀州館」を取り上げている。
営業を再開した店内では、和歌山県の特産品が多数販売されている。今週は新型コロナウイルスの影響下でも県産品の魅力を伝え販売を伸ばそうと工夫された、和歌山ならではの商品を紹介したい。
有楽町駅前の東京交通会館の地下1階にある「わかやま紀州館」。特産品を販売する物産コーナーと、旅行相談の受付や旅行会社と旅行商品の譲成を図る観光コーナーで構成されている。
物産コーナーの入り口付近で見つけた商品が「家呑みで乾杯!春のおすすめセット」。3種類用意され、Aセットは「樽出し梅酒、柚子もなか、ぬりもんdeVerre盃(さかずき)」、
Bセットは「吟醸文(日本酒)、うつぼ小明石煮・ぽりぽり揚、塗り枡」、Cセットは「きわみみかんジュース、ドライフルーツ南高梅・はっさく、ぬりもんdeVerre盃」。いずれも、和歌山が誇る食品と、伝統工芸品「紀州漆器」のコラボレーション。
県をまたぐ移動自粛が求められる中でも、和歌山を旅した気分を味わえるよう工夫された商品。売り切れとなっているセットもあり、人気の高さがうかがえる。価格は各1900円(税込み)とお買い得だ。
県観光連盟のウェブサイトでも「おうちで楽しむわかやま」と題し、土産品や物産のオンラインショップを紹介。首都圏エリアから県内への受け入れ自粛が続く中でも、県の魅力を伝える取り組みが続けられている。
(次田尚弘/東京千代田区)