県産い草を使った生活雑貨 近鉄で限定販売

和歌山県産い草を使った生活雑貨ブランド「inoca(イノカ)」が近鉄百貨店和歌山店(和歌山市友田町)でポップアップ販売イベントを行っている。14日まで。

㈲井戸畳店(白浜町、井戸宏和代表取締役)は畳の原料になるい草の作付け面積が激減したことを受け、畳、い草を深く学ぼうと2014年から熊本県の農家に教わりながらい草の栽培を始め、栽培から4年目でござを製造。18年からござ作りには長さの足りないい草を活用し、畳の良さを伝える暮らしになじむ商品を作ろうとブランドをスタートさせた。

販売しているのは雪駄とカードケース。どちらも48色のバリエーションを展開。雪駄は奈良県三郷町の職人が加工しており、肌触りがよく吸湿・放出の機能性も高い。カードケースも職人の手作りで、丸いくるみボタンがアクセント。使うほどになじみ、味わいのある色になる。雪駄は男性用1万4080円、女性用1万2980円、海外用1万6280円、カードケースは6380円。

井戸代表(48)は「48色を全てそろえ、実際に商品を見てもらういい機会。地産地消の畳を見て、購入してもらいたい」と話している。

午前10時から午後6時半まで。

「和歌山産の畳を知って」と井戸代表

「和歌山産の畳を知って」と井戸代表