宮崎と和歌山で2回開催 来年の国民文化祭
文化庁は、10~12月に宮崎県で開催予定だった第35回国民文化祭と第20回全国障害者芸術・文化祭を、来年7~10月に延期する。新型コロナウイルスの感染リスクなどを考慮した。来年10月30日~11月21日には和歌山県内初開催の第36回、第21回の両文化祭が予定され、初めての年2回開催となる。
国民文化祭は1986年度から、全国障害者芸術・文化祭は01年度から毎年開かれ、17年度から同時開催。18年度の大分県では、関連事業を含め51日間で232万8000人の観客が訪れた。
和歌山大会は「紀の国わかやま文化祭2021」を愛称とし、キャッチフレーズは「山青し 海青し 文化は輝く」。開会式は和歌山市の和歌山ビッグホエール、閉会式は県民文化会館で行われる。
県紀の国わかやま文化祭推進局によると、年2回開催となるものの、現時点で県内に日程変更などの影響はない。延期となる宮崎県の日程などが決定していく中で、和歌山側にも何らかの変更が求められる可能性はあるが、同局は「来年に向けて予定通り準備を進める」と話す。