105企業・団体に感謝状 水害被災地に貢献
昨年の紀伊半島大水害で被災地の救助・救援等に貢献した企業や団体をたたえようと、 県は28日、 県庁南別館(和歌山市湊通丁北)で県内外の105企業・団体に感謝状を贈った。
仁坂吉伸知事は、 救援物資の提供▽ライフラインの復旧▽旅館やホテルでの被災者の受け入れ▽災害ボランティアの派遣など、 部門ごとの代表者に感謝状を手渡した。 仁坂知事は 「民間団体や企業などに、 いろんな局面で支援を受けたことはひとときも忘れられない。 亡くなった人への償いに、 愛された郷土を元気にすることに支援を賜りたい」、 感謝状を受けた団体を代表し、 和歌山大学の山本健慈学長は 「今回の水害で、 若者の活躍が大変心強かった。 東南海・南海地震を前に、 志は皆同じ。 厳しく備えつつ、 水害の復興に取り組むことを決意したい」 とあいさつした。
昭和54年に県と 「災害救助物資の調達に関する協定書」 を結び、 同水害でも県の要請で食料品や衣料品、 日用品を提供した㈱オークワの常務取締役社長室長の福住哲也さん(55)は 「大水害で、 地域の皆さんとの連携が本当に大切だと感じました。 防災訓練を強化するなど、 反省に基づいて今後も取り組んでいきたい」 と話していた。