和歌山大会を応援 マスターズ元球児が寄付

18日に和歌山県和歌山市の紀三井寺公園野球場で開幕する「2020夏 高校野球和歌山大会」の運営をサポートしようと、マスターズ甲子園和歌山支部が14日、県高校野球連盟に20万円を寄付した。

マスターズ甲子園は、全国の元高校球児が出身校別にチームを構成し、栄光の舞台を目指して競うもの。県内では17校が加入している。

ことしは5月17日に県大会を開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、「何か球児たちを応援できることはないか」と、運営費の一部を寄付することを決めた。

寄贈式は同市砂山の県立和歌山商業高校で行われた。マスターズ甲子園の井上紘一事務局長と運営に携わる和歌山大学教育学部の彦次佳准教授が同校を訪問し、校長の愛須貴志県高野連会長に目録を手渡した。

広島東洋カープで外野手としてプレーした井上事務局長は「私も市和商(市立和歌山商業、現市立和歌山)で高校野球をして、紀三井寺で甲子園を目指した。ことしは甲子園を目指すことはできないが、この体験を糧に将来につなげてもらいたい。一球入魂で頑張ってほしい」と話し、愛須会長は「地元の人々から支援を頂くのは本当にありがたい」と感謝を伝えた。

寄付金は大会の試合球の費用に充てられる。

目録を手渡した井上事務局長㊨と愛須会長

目録を手渡した井上事務局長㊨と愛須会長