「人助けしてきたよ」 和工ラグビー部が献血
和歌山県和歌山市西浜の和歌山工業高校ラグビー部の生徒がこのほど、献血に協力した。
県赤十字血液センターによると、血液は年間を通して不足しがちで、全国的に若年層の献血者数が年々減少。また、新型コロナウイルスによる外出自粛などから献血者が減っているという。
この日、部活動を終えた生徒たちは、学校近くのホームセンターに配車された献血バスの前に列を作った。
初めて献血をするという村上翔大君(16)は少し緊張した様子。「昨日から不安でしたが、やってみると最初チクっとしただけで大丈夫でした。家に帰ったら家族に人助けしてきたよと伝えます」と笑顔。
同センターによると、同部の献血は10年以上続く取り組みだといい、献血推進課の岡澤一将主事は「村上君のような、これからの基盤となる若い方々の協力が必要不可欠。高校の部活での献血活動には大変感謝です」と話していた。
献血は市内ではJR和歌山駅前にある献血ルームで受け付けている他、献血バス2台が各地のスーパーなどを巡回している。運行スケジュールは同センターホームページで案内している。