県内感染者100人超 大阪への外出事例相次ぐ
和歌山県は24日までに、県内の10~70代の16人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表し、23日には一日の感染確認として過去最多の9人を記録した。1人が重症、4人が無症状、その他の人の病状は安定している。県内の感染者は累計112人となった。
22日の新規感染者は、橋本保健所管内の50代男性会社員2人と20代女性会社員、和歌山市の20代男性会社員の4人。
50代男性の一人は大阪市内に勤務し、17日からせきなどの症状があり、重症。10日に同市内で同僚と飲食をしていた。
もう一人は勤務先も同管内で、12日に同市内で友人と飲食し、17日から全身倦怠感などの症状が続いていた。
20代女性は19日に発熱などがあり、12日に同市内で友人と飲食をしていた。
20代男性は16日から頭痛や全身倦怠感などの症状があり、2、7、15日に大阪市内のダンスホールを訪れていた。
23日の感染者9人のうち、湯浅保健所管内の50代男性経営者2人は、20日に感染が発表された60代男性の濃厚接触者。18日に大阪府内でゴルフを共にした。
橋本保健所管内の20代女性会社員3人は、22日に発表された20代女性の濃厚接触者で、4人は共同生活をしている。
岩出保健所管内の20代男子大学生は、6~17日に実家がある県外の市のダンスホールに複数回出掛け、20日から頭痛などの症状があった。
同管内の70代無職男性は、基礎疾患の手術のための事前確認で検体を採取し、陽性と分かった。
和歌山市の50代自営業男性は、19日から全身倦怠感などの症状があった。
もう一人は、大阪市在住で住民登録が橋本保健所管内の20代接客業男性。同居者が感染し、検査で陽性と判明した。
24日の感染者は、橋本保健所管内の40代女性会社員、大阪府内在住で実家が同管内の10代男子大学生、御坊保健所管内の60代男性経営者の3人。
40代女性は、22、23日に発表された20代女性会社員の同僚で、濃厚接触者として検査したが、18日から発熱などの症状が続いていた。
男子大学生は、府内の自宅で19日から発熱などの症状があり、22日に車で実家に戻っている。
60代男性は、23日に発表された50代男性の濃厚接触者で、17日に県内で共にゴルフをしていた。