尺八の辻本好美さん 3人のセッション配信
和歌山県橋本市出身の尺八奏者、辻本好美さんら3人のアーティストによる無観客ライブ「お茶の間にこんばんは」の配信が、20日午後7時半から、オンラインのエンターテインメントスペース「SPWN(スポーン)」で行われる。
辻本さんは、尺八奏者の父の影響で、県立橋本高校入学と同時に尺八を始め、東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業。純邦楽からポップスまで幅広く演奏する。2016年9月に史上初の女性ソロ尺八奏者としてメジャーデビューし、海外公演は24カ国34都市、50回を超える。昨年8月には、天皇皇后両陛下が出席する晩餐会で演奏した。
今回は、ピアノの広田圭美さん、パーカッションの中丸達也さんとの共演。
広田さんは、東京藝術大学作曲科在学中からCM音楽の制作、楽曲提供、アレンジ、ピアノサポートなどを始め、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」のテーマ曲作曲・演奏などを手掛けている。
中丸さんは、13、14年に中米カリブ海のトリニダード・トバゴ共和国に滞在し、打楽器の修行を積む。「バイブスと勢いのある演奏」と、現地ミュージシャンからも高く評価されている。
約8カ月ぶりとなる3人のセッションで、アグレッシブな曲からバラードまで多彩なライブを繰り広げる。辻本さんは「自粛生活を続けながら、今の状況が一刻も早く落ち着いてくれることを日々願っています。手探りの活動ですが、スマホ、パソコンを通してご覧いただければうれしく思います」と話している。
チケットは、視聴が3000円、視聴にアーカイブ付きが4000円。購入はSPWNのウェブサイト(https://spwn.jp/events/200820-grapes)で。