風鈴の音色涼やか 柿本神社で200個揺れる
和歌山県海南市日方の伊勢部柿本神社(塩﨑昇宮司)で31日まで、漆などで塗られた色とりどりの風鈴が木枠に飾り付けられ、風が通ると涼しげな音色を響かせている。
約200個が境内を彩る。塩﨑宮司によると風鈴は、この地域で鎌倉時代から続く紀州漆器の根来塗の技法で作られていることから少し厚みもあり、やわらかな音色が特徴だという。
塩﨑宮司は「ことしの夏は、まだまだ猛暑が続きそうですね。それでも風鈴は涼しさを感じさせてくれる風情あるものです。境内には木陰もありますので、コロナ禍ですがひとときの休息にぜひ、いらしてください」と話した。