薬物の乱用防止へ 県内中学生にパンフ

和歌山県薬務課は、薬物乱用の防止を呼び掛ける啓発パンフレット「凛の選択」を製作した。県内の全中学校139校に約2万4000部を配布する。

若い世代を中心に、大麻の乱用が増加していることから製作。マンガで分かりやすく紹介しており、計26㌻。県内在住の漫画家・みずすMIZUSUさんが手掛けた。

成績優秀な中学3年の女子生徒の凛が、友人から大麻を勧められ手を出してしまうストーリーで薬物乱用の危険を訴えている。薬物依存症患者の家族の声や薬物に関する相談窓口なども紹介している。9月上旬から10月上旬にかけて各中学校に配布する。パンフレットは県薬務課のホームページ(http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050400/yakuran/manga.html)でも公開している。

また、啓発メッセージも募集している。中学生の部と高校生の部があり、各学校に配布の応募用紙を使用するか、県の申請受け付けページから応募する。入賞作品は県が作成する啓発資料に使用される。

同課の辻昌吾副主査は「薬物は危険。1回でも手を出すと一生後悔する。しっかり学んでいただきたい」と話している。

薬物乱用の危険性をマンガで紹介

薬物乱用の危険性をマンガで紹介