楽天の黒川が初安打 智弁OBの活躍に期待

智弁和歌山高校出身でプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーする黒川史陽内野手(19)が6日、仙台市の楽天生命パーク宮城で行われたオリックス戦でプロ初安打を放った。

本拠地を訪れた約4300人の観客の前で黒川が強烈なインパクトを残した。この日は7番・3塁で先発出場。1回裏2死1、2塁で左打席に入ると、相手先発・張奕の外角寄りの直球を捉え右前に適時打を放った。1塁に到達すると右手を突き上げた。第2打席以降は2連続の空振り三振、二直、二ゴロ併殺打に倒れたが、最後まで高卒新人離れした堂々たるプレーを見せた。

黒川選手は182㌢、86㌔。右投左打。奈良県河合町出身で父の洋行さんは上宮高(大阪)の主将として選抜大会で優勝した。智弁では1年夏から5季連続で甲子園に出場。広角に打て長打力もある打撃を武器に活躍した。3年時は主将としてチームをけん引し、チームも春夏連続で甲子園に出場。昨秋のドラフト会議で東北楽天から2位指名を受け入団した。背番号は24。

今月4日に1軍へ昇格し、同日のオリックス戦では右犠飛を放ちプロ初打点を挙げていた。