マスクにアマビエ チャームを限定販売
新型コロナの終息を願い、和歌山県海南市の藤白神社は9日、疫病退散で知られる妖怪「アマビエ」の図柄を用いた蒔絵(まきえ)のマスク用チャーム(装飾品)WAKUPITA(わくぴた)の限定販売を始めた。
紀州漆器協同組合(冬野泰生理事長)の㈲橋本漆芸(橋本洋二社長)が、飛沫(ひまつ)感染防止の予防策としてマスクの着用が一般的になったことで、マスクでの生活を少しでも楽しんでもらおうと企画、製作した。
わくぴたは、直径2・2㌢で材質はPET、ナイロン樹脂を使用。アマビエの図柄は紀州漆器でも用いられる「シルクスクリーン印刷技術」で作っている。マスクを留め具で挟むので、穴を開けずに簡単に取り付けができる。1個700円で、100個用意した。
同神社で行われた祈祷には、同組合の冬野理事長と田村彰男専務理事、同社の大橋善弘さんらが出席。おはらいの後、玉串をささげた。
同神社の吉田昌生宮司は「立派なお守りを作っていただいた。(わくぴたを)身に付けて新型コロナの終息につながれば」と話した。冬野理事長は「簡単に取り付けることができる。アイテムとして楽しく使っていただければ」と話した。