O26集団感染 御坊の保育施設で幼児ら

和歌山県は11日、御坊市内の保育施設で腸管出血性大腸菌O(オー)26の集団感染が発生したと発表した。全員快方に向かっているという。

県によると、感染者は12日正午現在で7人。0~3歳の幼児6人と20代の女性職員が感染した。重症者や入院者はいない。県は他の園児の感染を調べており、調理員らは全員が陰性だったという。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は同日県庁で記者会見し、腸管性大腸菌感染症について「これまでも単発の発生はあったが、ここまでの集団発生は過去5年間を見てもない。原因は分からないが集団発生については施設内での感染が起こったものと考えている」と話した上で、県民に対し、「食品は十分に加熱し、手洗いを十分に行っていただきたい」と呼び掛けた。