優秀な学生表彰 土地家屋調査士会寄付講義
和歌山県土地家屋調査士会が和歌山大学で実施している寄付講義「国家基盤づくりに係る土地・家屋の調査」の本年度成績優秀者を表彰する式が9月29日、和歌山市栄谷の同大学であった。
同講義は同調査士会の会員が講師を務め、不動産登記、境界紛争などについて講義する。2015年度にスタート。本年度は経済学部の3、4年生計17人が履修し、5月から8月にかけてリモート形式で行われた。
表彰式では、同調査士会の服部正会長が沼田大和さん(3回生)、晒佳奈さん(同)に表彰状を手渡した。
沼田さんは「多くの空き家が発生している理由を知れて良かった。先生に大事なところを繰り返し教えていただきありがたかった」、晒さんは「不動産関係のことを知りたいと思い受講した。土地の登記の重要性を理解することができました」と笑顔を見せた。
同調査士会寄付講義委員会の片岡聖佳さんは「コロナ禍で大変な1年となったが、素晴らしい結果を残していただいた。受賞を機にこれからも学生生活や就職活動などに挑んでいってください」と呼び掛けていた。