コロナの相談や検査体制見直し 県が11月~
和歌山県は27日、インフルエンザの流行期到来を見据え、新型コロナウイルス感染症の相談・診療・検査体制を11月1日から見直すと発表した。
現在新型コロナの相談窓口となっている「帰国者・接触者相談センター」を廃止し、発熱などがある場合はかかりつけ医など地域の身近な医療機関に電話で相談するようにし、かかりつけ医がなくどこを受診してよいか分からない場合は受診・相談センター、地域の電話相談医療機関などに相談するようにする。
診療や検体採取ができる医療機関はそのまま受診予約を受け付け、検体採取ができない医療機関は、診療後、検体採取ができる地域外来・検査センターを紹介するか、診療・検査医療機関を案内する。
また、保健所の体制充実を図るため、県立保健所管内にある市町村の保健師による保健所の支援体制を整備する他、県看護協会と契約し、看護職が濃厚接触者の健康観察、電話相談などの支援をできるようにする。
仁坂知事は27日の定例記者会見で保健所の体制充実について「今はそんなに忙しいわけではないが、常に先を読み備えておく」と述べた。