ジビエ料理味わおう 県内77店でフェスタ

イノシシやシカの肉を使った料理を味わえるイベント「わかやまジビエフェスタ2020―2021」が1日、スタートした。来年2月28日まで。初日には和歌山市の県庁でキックオフイベントが開かれ、多くの人がイノシシの肉を使った料理に舌鼓を打った。

県主催。2011年度から毎年開いている恒例イベントで今回は節目の10回目となる。県内で捕獲された野生のイノシシ、シカの肉を使ったジビエ料理を味わうことができ、県内の飲食店、ホテルなど計77店舗が参加。県畜産課によると、参加店舗数は過去最多という。抽選で20人に5000円相当の「ジビエ詰め合わせ」をプレゼントするキャンペーンも実施中。期間中に参加店舗でジビエ料理を食べると応募ハガキをもらうことができる。

県はジビエ消費をさらに盛り上げようと、来年1~2月の4日間、南海和歌山市駅直結の複合施設・キーノ和歌山1階にあるスーパー「ROCK STAR FARMs」でジビエのテークアウトメニューを販売するイベント「ジビエマルシェ」を開く。

キックオフイベントは県庁北別館1階のきいちゃん食堂で開かれ、県職員らがイノシシの肉を使った「わかやまジビエDEキーマカレー~ジビエコロッケと共に~」を味わった。イノシシ肉の甘露煮の試食もあり、訪れた人たちは「おいしい」と笑顔を見せていた。

県畜産課の池田晴佳さんは「イノシシ肉は、さらっとしていて味にしつこさがなく、かめばかむほど深みがある。すき焼きにすればおいしいと思います」とPR。「ぜひおいしいジビエ料理を食べていただきたい」と呼び掛けている。

参加店とメニューは、同フェスタのホームページで確認できる。

イノシシ肉の甘露煮の試食も行われた

イノシシ肉の甘露煮の試食も行われた