楠見西が優勝 本社杯ソフトボール大会

第11回わかやま新報杯ソフトボール大会(大会委員長=津村周本社代表取締役社長)は6日、和歌山県和歌山市有本のせせらぎ運動公園で準決勝と決勝が行われ、楠見西SCがネクストインパクトとの市内勢対決を12―1の大差で制し、第1回以来、10大会ぶり2回目の優勝を果たした。MVP(最優秀選手賞)には楠見西の宮本祐樹投手、敢闘選手賞にはネクストの山田真央内野手が選ばれた。

 

【決勝】

楠見西SC 4 0 0 6 2 12
ネクストインパクト 1 0 0 0 X 1

(5回コールド)

 

【準決勝】

オール上牧 4 0 0 0 0 4
ネクストインパクト 3 2 0 0 3x 8

(5回時間切れ)

 

榎本林業 3 0 0 1 0 0 0 4
楠見西SC 0 1 3 1 0 1 X 6

 

和歌山ソフトボール愛好会が主催、本紙と市ソフトボール協会が後援。26チームが11月29日から熱戦を展開してきた。

準決勝の第1試合は、前回の覇者で今回も優勝候補の呼び声が高かったオール上牧(奈良)とネクストが対戦。上牧は1回に4点を先制したが、これまで3試合で2失点と安定していた投手が崩れ、ネクストが逆転に成功。5回に3点を加え、試合を決めた。

第2試合は、榎本林業(紀の川市)と楠見西が対戦。1回に榎本林業に3点を奪われた楠見西は、2回に1点、3回に3点を返して逆転。4回、6回にも1点ずつ追加点を重ね、榎本林業の反撃を1点に抑えた。

決勝は、大量得点で今大会を勝ち上がってきた楠見西の猛打が序盤から爆発。1回表、1死2、3塁から4番・松浦が2点適時打を放ち、犠打で2死3塁としたところで6番・坂下の2点本塁打が飛び出し、一挙4点を先制した。

4回表は連打で1点を加えた後、相手のバッテリーミスで2点、3連打でさらに3点と計6点のビッグイニング。5回表にも連続本塁打で2点を奪った。

ネクストは1回裏、投手の3番・西川が本塁打を放ったが、反撃はこの1点にとどまり、楠見西の宮本投手を攻略できなかった。

楠見西の高山繁樹監督は「選手はよく練習し、勝ちに対する意識が高く、伸び伸びとプレーしていたのが勝利につながった」と話し、ネクストとは練習試合もしてきたことから、「力のあるチームと、集中力のあるいい試合ができた」と振り返っていた。

10大会ぶりの優勝を果たした楠見西SC

10大会ぶりの優勝を果たした楠見西SC