GoToで事業を実施へ アロチ活性化委が申請

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた商店街を支援する政府の「GoTo商店街キャンペーン」事業。和歌山県和歌山市の「アロチ活性化委員会」(縣克伸会長)は、イベント「恋するアロチ」の実施とポータルサイトの開設に向けた事業の申請に動いている。

「GoTo商店街」は1団体につき補助上限が300万円、2団体以上で500万円が追加され、最大1400万円まで支援が受けられる制度。

委員会は市料理飲食業組合の協力の下、300万円の補助を申請し、地域の魅力向上(常連客数20%増)と地域の絆の強まり、商店街売り上げ10%増を目指す。

事業では「和歌山市中心市街地商店街アロチ活性化イベント事業『恋するアロチ』」の取り組みと、情報発信としてのアロチのポータルサイトの開設を行う。

「恋するアロチ」は、バレンタインデーの前後2週間で開催。ハート型(幅180㌢)のイルミネーションを設置し恋人同士だけでなく、夫婦や親子が愛を確かめ合う場所づくりをする。ハートには格子状にワイヤーが張られ、「恋するリボン」を結び付けることができる。

イベントの参加者はチケットを受け取り、参加各店で紀の川市のフルーツや加太のスーパーフードを使った特別メニューが提供される。

ポータルサイトでは県内外から観光客、ビジネス客、アロチで飲食を楽しみたい人にイベントや役立つ情報を発信する。また動画やSNS、ユー・チューブなどを使用し今後、組織として登録する「アロチ商業会」の会員店舗のPRの場として活用する。

8日には委員会のメンバーが集まり、申請に向けて話し合いを行った。縣会長は「アロチに元気がないと和歌山は盛り上がらない。イベントを通じてつながりを深め、アロチを活性化させていきたい」と話した。

 

和歌山市の歓楽街、アロチ