ギネス世界記録認定 川久の天井金箔表面積

Karakamiホテルズ&リゾーツ㈱(本社・札幌市、唐神耶真人代表)が運営する白浜町のホテル川久のエントランスホール天井が、金箔表面積でギネス世界記録に認定され、8日に同ホテルで認定証授与式が行われた。

ホテル川久は、国内外の匠の技術を融合させた夢の城として総工費400億円、建設期間2年をかけて1991年に完成。エントランスの金箔天井は、幅約14㍍、奥行き約45㍍、高さ約11㍍のアーチ型で、金箔表面積1056・97平方㍍がギネス世界記録に認定された。県内の建築物では初の認定となった。

パリのヴェルサイユ宮殿、アメリカの自由の女神など歴史的建造物の修繕を数多く手がけ、金箔の世界一の名工と称されるフランスの人間国宝ファブリス・ゴアール氏ら3人が装飾した。日に当たった時に最も美しくロビーを照らす純度として22・5金の金箔が張られており、約19万枚(総重量2・5㌔)が使われている。授与式には創設者の堀資永さんらも招かれた。ギネス公式認定員のマクミラン舞さんから唐神代表に認定証が手渡された。

唐神代表は「30年たった今も色あせるどころか、日に日に本物の輝きを放ち続けている。認定取得を機に南紀白浜のさらなる発展に寄与し、地域一丸となってこの大変なご時世を乗り越えていけることを心から願っている」とあいさつした。

 

金箔天井の下で認定書を手にする唐神代表(左から2人目)ら