特殊詐欺被害防止へ 中央郵便局でキャンペ

和歌山県警は15日、和歌山中央郵便局(和歌山市一番丁、石橋守局長)前で同局とゆうちょ銀行、防犯団体と連携し、特殊詐欺被害防止キャンペーンを実施した。

同キャンペーンは毎月10日を「特殊詐欺被害防止強化の日」と定め、その一環として行われているもの。

啓発用に県警が特殊詐欺被害防止広報大使として委嘱した、県住みます芸人「わんだーらんど」の写真入りの注意する文言を書いたスイングポップ約280枚を製作。県警本部生活安全部生活安全企画課長の髙砂浩之警視が、ゆうちょ銀行和歌山店の黒田士朗店長に贈呈した。

黒田店長は「頂いたポップを活用することが、なかなか減らない特殊詐欺防犯の一助になれば」と話した。

県警によると、2020年の特殊被害の認知件数は27件。昨年と比べて17件減少。しかし、被害額は1億4600万円で昨年同時期より6900万円増えているという。髙砂警視は引き続き厳しい情勢が続いている。関係機関と協力して犯人の検挙と抑止に全力を挙げていきたい」と今後の取り組みを話した。

その後、県警キャラクター「きしゅう君」が同局のATM機にポップを取り付けて啓発活動を行った。贈られたポップは県内の郵便局の276台のATM機に取り付けられる。

 

ATM機にポップを取り付ける「きしゅう君」