医療従事者にドリンク剤 田村薬品が寄贈
和歌山県橋本市に生産工場を持つ田村薬品工業㈱(本社=大阪市中央区道修町、田村大作社長)は18日、新型コロナウイルス対策に日夜尽力している医療従事者の支援に役立ててもらおうと、自社が製造する栄養ドリンク剤1万5000本を県に寄贈した。
同社は医薬品や医薬部外品、健康食品の製造・販売などを手掛けている。県の誘致により2017年8月に進出協定を締結し、橋本市紀ノ光台の工業団地、紀北橋本エコヒルズに工場を建設。地元雇用などで県経済に貢献している。
寄贈式は県庁特別室で行われ、田村社長が大山茂県商工観光労働部長に目録と製品を手渡した。
田村社長は「私たちが元気に働けるのは医療従事者の皆さんのおかげ。コロナの収束まで協力して闘っていかないといけない。少しでもお役に立てたら」と話し、大山部長は「現場の医療従事者は大変な状況にある。温かい支援に深く感謝します」と応じた。
寄贈されたドリンク剤は、県の対策本部を通して医療機関に配布する。