20代の4人が感染 新型コロナ県内582人に
和歌山県は21日、県内で新たに20代の男女4人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。全員症状は安定している。県内の累計感染者数は582人となった。21日午後1時時点で32人が入院している。
県によると、居住地別の感染者数は和歌山市3人、岩出保健所管内1人。
和歌山市の感染者は会社員男性、専門学校生の男性、パート職員女性。会社員男性は20日に感染が発表された20代男性の友人。先に感染が発表された男性とは16日にドライブ、食事をしていた。専門学校生は日頃、大阪市内の友人宅で寝泊りしており、12日は和歌山市内で15人で飲食をしていたという。パート職員の女性は市内の職場で接客をしていた。
岩出保健所管内の感染者は会社員男性。12日に複数の人と飲食をしていたという。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は同日県庁で記者会見し、集団で夜遅くまで飲食、宿泊をしないよう呼び掛けた他、感染した高齢者の中に症状が出てから医療機関を受診するまでに日数が経過していた人がいることにふれ、「高齢者の方の受診控えがあるかもしれない。体調が普段と違う場合は早めに医療機関を受診していただきたい」と呼び掛けた。