豪雨の被害現場を訪問 和歌山の文化活動を世界へ
気象庁が「平成30年7月豪雨」と定めた今月5~6日に及ぶ活発な梅雨前線の影響による豪雨は西日本を中心とした各地に甚大な被害をもたらしました。被災されました方々に心からお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられました方々に心からご冥福をお祈り致します。和歌山におきましても和歌山市の加太駅からサニータウンまで通じる道が土砂崩れのため通行止めになったり、和歌山城では天守閣北側の斜面が崩落したり、また幅広い地域で床上、床下浸水などの被害を受けました。公明党和歌山県本部と致しまして、6日午前8時30分に多田純一県代表を本部長とする大雨対策本部を立ち上げました。私も8日日曜日の午前中、急きょ日程を変更し、和歌山市坂田地区と有功地区の被害現場を訪れました。坂田地区の住民の方は深夜2時前、トイレに行くため起き上がったところ、すぐに、隣接する竹やぶの土砂が部屋の中に流れ込んできたそうです。そのまま寝ていたらと思うとぞっとすると、九死に一生を得た体験を語ってくれました。その後、その状況をすぐに仁坂県知事にお伝え致しました。
さて、私が委員長を務める公明党文化プログラム推進委員会としては、首相官邸で菅義偉官房長官に2020年東京五輪・パラリンピックに向けて多彩な文化芸術の行事を行う「文化プログラム」関連の予算拡充を求める要請を行いました。また、東京大会を前に日本文化を強力に発信できる好機として、来年9月に京都で開催される国際博物館会議(ICOM)の大会には世界約140の国と地域から約3500人の学芸員らが集まることから、伝統芸能の鑑賞など体験型のおもてなしで日本の魅力を伝えるべきであると訴えました。このICOMに関しましては先月閣議決定した「骨太の方針」に「ICOM京都大会を通じて日本文化の魅力を国内外に発信する」ことが盛り込まれました。私は、和歌山工業高校、和歌山県立博物館、和歌山盲学校などの機関と連携しながら“未来”へ守りつなげるWakayama Project―『和歌山「わかもの・文化財守り隊」』と名付け、「和歌山を世界に発信していきたい」と思っています。
今月7日、東京で全国県代表協議会が開催されました。代表協議会では、来年は統一地方選と、これに続く夏の参院選が同じ年に行われる12年に1度の年に当たることから、短期決戦の厳しい戦いとなりますが、断じて勝利をしていこうと勇躍スタート致しました。