交通事故死者が過去最少の18人 20年県内

和歌山県警は、2020年の県内の交通事故発生状況を発表した。件数は19年連続減少の1585件(前年比274件減)で、死者数は県警が統計を取り始めた1954年以降最少の18人(同15人減)にとどまった。

負傷者も1851人(同357人減)に減少し、死者のうち過半数の10人(56%)が65歳以上の高齢者だった。

事故の類型別で見ると、「追突」が494件(前年比67件減)で最も多く、2番目の「出合い頭」380件(同69件減)と合わせて全体の55%に達した。次いで「右左折時」208件(同29件減)、「人対車両」148件(同37件減)などが多かった。

死亡事故の内訳は、「車両単独」の8人(同5人減)が最多で、うち4人は自転車で用水路などに転落したもの。「人対車両」が7人(同4人減)、「出合い頭」が3人(同1人増)だった。

飲酒運転を伴う交通事故は22件(同6件減)で、死亡事故は11年ぶりに発生しなかった。